MESSAGE

笑顔と明るさで心のこもった看護をめざして。

笑顔のコミュニケーション。

当院に見学に来られた方は、「ここの看護師さんは、ちゃんと挨拶してくれますね」とよく言ってくださいます。看護部長として、とても誇りに思います。新人の皆さんに最初にお願いしたいのも、まずは、笑顔で明るく挨拶すること。きちんと挨拶して、相手の話を聞いて、自分の思いもちゃんと表現する。そんな豊かなコミュニケーションを心がけてほしいですね。その実践が、当院の方針である「心のこもった看護」に繋がるのだと思います。

看護師の第一歩を、病棟から。

当院は消化器疾患の専門病院ですが、消化器という領域に絞っているからこそ、急性期から慢性期、終末期まであらゆる病期の看護を経験できる良さがあります。とくに病棟は混合病棟ですから、さまざまな疾患、さまざまな検査・治療を学ぶことができます。看護師の第一歩を踏み出す上で、格好のステージだと思います。この恵まれた環境のなかで、一人ひとりが専門性の高い看護のプロへ成長していくように、私たちは精一杯応援していきます。


看護部長 稲田千穂

先輩より

1年目は、先輩方の
温かい指導に支えられ、
安心して歩めました。

めざすのは、
患者さんやご家族の思いに
寄り添える看護師です。

PROFILE
荒井 三菜美
山下病院 入職1年目。
3階病棟勤務。

めざすのは、
患者さんやご家族の思いに
寄り添える看護師です。

PROFILE
荒井 三菜美
山下病院 入職1年目。
3階病棟勤務。

平成30年4月、山下病院へ入職した荒井三菜美さん。
3階病棟で、看護師としての第一歩を踏み出し、先輩たちのサポートのもと着実に成長しています。

実は山下病院で働き出したのは、看護学校への入学と同時でした。准看護師資格が取れる高校を卒業し、働きながら学べる昼間定時制の看護学校へ進もうと考えたとき、当院に奨学金制度があることを知り、お世話になることに決めました。もともと消化器領域に関心がありましたし、以前母が入院していたことから、当院に親しみもあり、迷うことはなかったですね。
看護学校の3年間は、午前中だけ検査センターに勤務。准看護師として先輩方の業務をお手伝いしていました。看護師資格を取り、正式に入職した後は3階病棟で働いています。同じ病院勤務ですが、学生の頃と今とでは全然意識が違いますね。今は一人の看護師としての責任を自覚し、いつも自分で考えて自分から動くように心がけています。
病棟看護の魅力は、さまざまな患者さんの看護に携わるなかで、基礎的な看護の知識と技術を幅広く学べるところです。当院の病棟は消化器内科と消化器外科の混合病棟なので、治療内容はさまざま。内視鏡検査・治療を受ける方、外科的手術を受ける方、入院して化学療法を受けている方など、それぞれに必要な看護を的確に提供しなくてはなりません。とくに、手術直後で全身管理の必要な患者さんは、351病室(回復室)で集中的な看護を行っています。ここでは、患者さんの循環や呼吸状態などの全身状態を観察。異常があればいち早く発見するように意識を集中するとともに、患者さんの術後の苦痛が少しでも軽減されるようにケアしています。
仕事のモットーは、〈忙しさ〉を言い訳にしないこと。忙しいときこそ「患者さんの安全を第一に考え、丁寧に看護しなくてはいけない」と心に刻んでいます。業務に追われると、充分に患者さんのベッドサイドに行ってお話を伺う余裕が無くなることもありますが、徐々にそういう時間を作れるようになっていきたいですね。患者さんやご家族の話をしっかり聞いて、不安な気持ちに寄り添える看護師をめざし、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

新人教育

基礎を学ぶ。

いつも先輩のサポートがあります。

病棟では、教育委員会の教育担当者、実地指導者の方が中心になって、新人教育をしてくださいます。入職1年目の目標は、クリニカルラダーⅠのレベルを達成すること。看護技術を細かく記載したチェックリストにそって、少しずつ「一人でできること」を増やしていきます。それに加え、最初の数カ月は、その日にできたことを「振り返りノート」に記入し、教育係の先輩がコメントを返してくれました。不安ばかりの日々も、先輩の温かいアドバイスが大きな励みになりましたね。
看護技術については、現場でその都度、先輩が丁寧にわかりやすく教えてくださいます。それに加え、私はeラーニングもよく活用しています。点滴の手技、CVポートの管理など、初めて取り組む看護技術については、予習・復習のためにテクニック動画を繰り返し見て、手順や技術を覚えるようにしました。また、わからないことがあれば、どの先輩も、仕事の手を止めて話を聞いてくださるので、困ったり悩んだりすることはありません。

自立をめざす。

自発性を大切にした指導があります。

少しずつ一人でできることが増えていくと、夜勤が始まります。夜勤は全員一斉スタートではなく、個々の希望も反映され、「もう少し自信をつけてから始めたい」という場合も認められます。私は師長や教育担当の方と相談し、7月から夜勤をスタート。今では夜勤の業務や生活リズムにもすっかり慣れることができました。
夜勤もそうですが、個々の自発性や成長スピードを尊重するのが、当院の教育の特色。「自ら進んで学ぼう」という風土があり、学びたい技術があれば、自分から積極的に申し出ます。たとえば、3階病棟の看護は3つのチームに分かれているのですが、違うチームで自分が体験したい看護技術の機会があれば、「私も一緒に入っていいですか」とお願いします。逆に、先輩から、「荒井さん、隣のチームで腹水穿刺をするけれど、見学しますか?」と声をかけてくださることもあります。この他、院外研修も自分で好きなテーマを選ぶことができるなど、自由度の高い学びの環境で、一人前の看護師をめざして頑張っています。

あなたの質問、疑問にお答えします。

夜勤は
どれくらいありますか。

病棟の夜勤業務は平均して、月に4〜5回あります。夜勤の開始時期については、師長や教育担当者や実地指導者が面談を行い、個々の希望や技術の習得状況を踏まえて決定します。また、夜勤の最初の頃は先輩がマンツーマンで指導しますから、誰でもスムーズに業務に慣れていくことができます。

1年目の研修は
どれくらいありますか。

4月に約10日間の集合研修を行い、その後は各部署で、業務を通して個人指導を受けていただきます。また、現場の教育に加え、月に1〜2回程度、集合研修を行います(回数は、月によって異なります)。無理なく学んでいただけるように、1年目の集合研修はすべて勤務時間内に行うように設定されています。

病院見学を
することはできますか。

当院では、看護学生の皆さんの「病院見学」を大歓迎しています。当院の明るく和やかな雰囲気やイキイキと働く先輩の姿を、ぜひご自身の目で確かめていただきたいと思います。平日は随時受け付けていますので、電話でお申し込みください。土・日・祝日の見学についても、一度お電話やメールもしくは、当院の看護師採用ページからお問い合わせください。