「ずっと安心」を実現するために
「地域医療構想」「保健医療計画」「地域包括ケアシステム」が現在の医療・介護のキーワード。これらが有効に機能するためには、地域内の病院や介護施設の連携・協力、言わば役割分担が必要です。
「基幹病院」と「治し支える病院」間の役割分担だけでなく、「基幹病院」間、「治し支える病院」間でも、各々の得意分野、比較優位を活かした役割分担が重要です。
超高齢社会に突入した今、そうした役割分担がなければ、限られたリソースで適切な医療・介護サービスを提供することはできません。
「基幹病院」で急性期に対応し、「治し支える病院」で回復期・慢性期を担い、介護施設や在宅でケアをしていく。そんな姿が追求されています。つまり、チームプレーです。
チームプレーには自己犠牲、奉仕の精神が必要です。今年はラグビーワールドカップが日本で開催されます。ラグビーと言えば「One for All, All for One」「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」。
医療・介護への期待をラグビーのキャッチフレーズを借りて表現すれば、「ひとつの組織は全ての組織のために、全ての組織はひとつの組織のために、ひとりの患者のために」「One for All, All for One, for One」。
プレーヤー(医療・介護関係者の皆さん)にファン(国民)の期待が集まっています。