済衆館病院 & PROJECT LINKED

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2018.02.19

大腸CT検査を
開始しました

内視鏡検査に比べ、比較的楽に、
安全に大腸の検査が行なえます。

大腸CT検査とは?

内視鏡やバリウムを肛門から入れる代わりに大腸内部に細いチューブを入れて炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませてCTを撮影します。
その画像を用いてコンピュータ処理を行い、内視鏡のような写真を作り診断する検査です。
苦痛が少なく、安全に行える検査として近年行われるようになりました。

大腸CTで作成された大腸全体像
仮想内視鏡像

特徴

メリット
短時間で、苦痛が少ない検査です。
内視鏡ができない方にも検査が行えます。
三次元的に観察できるため、大腸の全体像や他の臓器との関係が正確にわかります。
デメリット
ポリープなど細胞・組織検査はできません。また、病変の色や硬さの情報は得られません。
そのため、大腸CTで異常を認めた場合は内視鏡での精査、治療が必要です。
少量ですがX線被曝があります。

安全性

注入する炭酸ガスはすぐに吸収されるため、痛みは一時的であることがほとんどです。
合併症として腸管穿孔(腸に穴があく)や痛みによる一時的な血圧低下などがありますが、その頻度は非常に低く安全性の高い検査です。

検査の流れ

1ガスで大腸を拡張

肛門に細いチューブを挿入し、大腸へ炭酸ガスを注入します。

2CT撮影

仰向け、うつ伏せの状態でそれぞれ撮影します。撮影時間は10秒程度です。

3検査終了

炭酸ガスは空気に比べて速やかに体内へ吸収されます。

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